1年8組教養コースで「総探」の研究授業開催!
2025年1月16日 歳時記
1月8日(水)と昨日15日(水)と現在1学年が「総合的な探究の時間」で取り組んでいる「EdvFuture(株)」の教材を活用した総探活動の研究授業が行われました。
「EdvFuture(株)」とは、「テクノロジーとイノベーションで学校教育のスタンダードを創る」をキャッチコピーに掲げ、2019年に創業したスタートアップ企業(革新的なアイデアで短期間で急成長を目指す企業)です。・・・この企業がつくった学力テストでは測定できない非認知能力を可視(見える)化し、生徒の学ぶ意欲を育てる「Edv Path」という教材を使った活動をやっています。

「目標と目的の違いって何かわかりますか?」・・・オンラインで繋がったモニターの向こうの講師から、こんな質問で授業が始まりました。1年8組教養コース41名、一人一人が真剣な表情でした。

「坂本竜馬が仲介して薩長同盟が結ばれたけど、これは坂本竜馬にとって目標?それとも目的?」・・・と、目標と目的の捉え方について、講師から事例を使って説明がありました。坂本竜馬にとって『目的』は、『新たな政府をつくり、新たな日本をつくること』であり、そのための『目標』として『薩長同盟を締結して、倒幕への足がかりとする』を掲げたとの説明です。要は、『目標』の上位にあるのが『目的』で、『目的(ゴール)』にたどりつくために達成し(乗り越え)なければならない具体的な事柄が『目標』と理解した生徒たちです。

「わたしの『目的』は・・・?」・・・と、一人一人が主体的に考えました。スムーズに書き出した生徒と悩んでいる生徒といましたが、担任の福山先生がタイムリーにあったかくサポートです。

「僕の『目的』は・・・!」・・・みんなの前で堂々と自分の「目的」を数名の生徒が発表してくれました。自ら学びに向かう姿勢と受け止めました。「英語を使って外国人とのコミュニケーションをとったり、英語を使って自分が伝えたいことを話したい。・・・」が目的です。ときっぱり!そして、次なる目標設定段階で学んだのが・・・?!

「SMARTの法則って?」・・・目標設定するにあたって、より具体的な方法として学んだのが「SMARTの法則」です。具体的には・・・?!

「S:より具体的で、分かりやすいもの」、「M:計ることができる、何割とか何%とか数字でが入っているもの」、「A:現実からかけ離れておらず、達成可能なもの」、「R:一つ一つの目標に、関連(関係)性があるもの」、そして「T:目標達成までの期限、例えば何日後までにとか、何か月後までに等の具体的な達成期限が設けてあるもの」・・・これが、目標を設定する際のミソとされる「SMARTの法則」です。











「今日の学び ”SMARTの法則” を意識して・・・!」・・・研究授業でしたので多くの先生方が後方より見守られる中、1年8組の慶誠っ子たちは自らの将来に繋げるために真剣に取り組みました。
要は、高校生活3年間は「将来に直結」する大切で重要な期間なんです。すべての時間が将来に繋がっています。それを「繋げる」か否かは一人一人の意志(覚悟)と行動力(努力)なんです。だから、より具体的な目標設定が必要なんです。・・・ということを学んだ1年8組です。2年生まで残り2ヶ月・・・悠長に構えていてはいけません。
そこで、講師からアドバイスが飛びました。期末テストへ向けてより具体的な「目標設定」ができるのでは?・・・と。この瞬間、目の色が変わった生徒もいた頼もしき1年8組でした。